ジェラゾヴァ ヴォラ
教室を開講するにあたり、家の入口がわかりにくいので写真を載せました。
あまり手入れがされていなく、とても恥ずかしかったのですが、ちょうどジャスミンが咲いていたのもあって何人かの方から「エントランスがいいですね」と言っていただけました。
随分と前になってしまいますが、ショパンの生家があるポーランドのジェラゾヴァヴォラ村を訪ねた際、のんびりとした田舎の風景に心打たれたのを覚えています。生家の周りも自然を生かした庭園に緑が溢れていました。繊細なショパンには、自動車音や電子音が反乱した現代は耐え難かっただろう、このジェラゾヴァヴォラは、当時は更に静かで、草木のざわめきと共に遠くの川の音が聞こえたと説明がありました。ショパンの曲を思う時、窓を開け放した部屋で鳴るピアノの音が、外の風の音と溶け合う様子を想像せずにはいられなくなりました。
レッスン室の窓からも少しですが緑が見えます。街の静けさは求められないものの、遠くジェラゾヴァヴォラの静けさを思い出すことができます。
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