ピアノ学習者にできれば言ってほしくないこと

この春から何十年ぶりかで、ピアノの練習が日課になりました。

つまり、今の私の家族は「ピアノ学習者」を身近にもったことがありません。

悪意なく聞かれることで、子どもの頃に決して聞かなかった言葉があります。

もう、この年齢になっては気になることでは、ちっともないのですが。。。


たとえば、『うるさい』。

これは、弾く人が時間や場所などを気にしなければいけないマナーではありますが、

決めたルールを守る以外は、家族を気にしていたら練習なんてできなくなります。

窓やドアは締める。〈夜9時まで〉は厳守、5分超過もなし。

その代わり兄弟が試験前だろうが、親の仕事のお客様がいらっしゃろうが、弾かせてもらいました。


これも、子どもの頃にはなぜか言われなかったと思うのですが

『まだ、その曲やっているの?』『もう少し、(テンポを)速くしたら?』。

好きでない同じ曲ばかりを4~5ヶ月も弾き続けた日々。レッスンでピアノの先生に『もう一度、この曲を練習してきてください』を言われ続けたときには、げっそり、半べそを書きながら、飽き飽きした曲を弾き続けました。


練習では、〈曲を弾きたい速さで、一曲通して弾く〉ということは、滅多にしません。

速い曲は、ひたすらゆっくり弾く を何度も繰り返します。右手だけ、左手だけ、はもちろん、苦手なフレーズだけを何時間も弾き続けたりします。防音室があったわけでもなく、家族や近所の方には多大なご迷惑をかけたことと思います。が、習慣化され無関心になっていたのか、母が家族にこっそり伝えていたのかは確かめたことがないのですが、ピアノの練習に関することを、家族に何も言われたことがなく過ごしました。(良いことも悪いことも)


改めて、子どもの学習環境にとっては、『一人で取り組んでいる練習に関しては何も言わない』大切さを感じます。もしできれば、「今日は聞かせてね!」と声をかけた上で、アドバイスしてあげられたり、褒めてあげられたら更によいのでは、、、と思います。







元住吉ピアノ教室 ぽこ あ ぽこ

元住吉にある個人ピアノ教室です。レッスンに来てくださる方との出会いを楽しみにしております。

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